大事なペット専用機器としてのこだわり

前回お話しさせていただいた、当社開発中のペット専用ドライヤー『グルーミングぐるみん』で新たな問題が発覚しました。それは、ペットの体毛を乾かすだけではなく、最大の特長、ノミ、ダニの殺虫、駆除そして、細菌類の滅菌を同時に行わせるには、機器をブラッシングの要領でペットの皮膚に近い位置で使用する場合、一般的な人間の使うドライヤーでの仕様では、むき出しのニクロム線が繊細な体毛を巻き込んで、焦がしてしまうなどのアクシデントの可能性があることが判明したのです。せっかく遠赤外線の効果を最大に生かし、ノミ、ダニの殺虫、駆除や細菌類の滅菌が可能な仕様とし、犬や猫に配慮した温度と温風の風量を調整し、ドライヤーを掛けながら緩やかに体をブラッシングできるようにしたのに~。

思わず本音で叫んでしまいました。失礼しました・・・

いよいよその課題を解決すべく、動き出します。 

石英管の加工との闘い

またいきなりタイトルからして難しいですね。すみません。

電気ヒーターやオーブントースターに、熱源であるニクロム線をガードするために被せてあるガラス状のものが石英管です。ペットの体毛が万が一ニクロム線に触れても大丈夫なように、今回はこの技術を、ドライヤーとしてはおそらく世界で初めてなのだと思いますが、応用していこうと決めました。

この技術は自社では最初から不可能ですので、まず加工していただく協力会社さん探しから始まりました。

問題、いえ難題としてはドライヤー型の製品の場合、熱源であるニクロム線を本体形状に合わせ、丸い筒状のものにしなければならない事、そしてその大きさが約6cmくらいの小さな円形に近い形状だということです。

しかもその円形に近いニクロム線を入れる口径は約1cmになるというものでした。

前回投稿した中に石英管の加工が難しいことを記載したのですが、まさに現実的な話を業者さんとするとさらに実感の沸くものでした。まったく相手にされないところもあれば、逆に何目的のものなのか興味を持って一応対応してくれるところもありました。以外に多いのは「できないことはないけれど」と前置きがあり、話しが始まるところでした。そんな中の一つで今回の機器、つまりペットの安心安全のためならばと力を貸していただけるところが出てきました。

何度か設計、試作を繰り返したのち、ようやくお互いに納得のいくものが出来上がってまいりました。

このように文章で書くととても短く感じますが、実際にはそこそこの時間が経過してしまいましたが、結果目途がたったのは大きな前進です。

『グルーミングぐるみん』という製品へのこだわり

車でいうなら走るための一番大事なエンジンの性能と搭載する上での大きさが決まるように、私たちの製品『グルーミングぐるみん』も、ようやく本体の中に納めるべき熱源をはじめとする数々のパーツが決まってまいりました。いよいよ本体、つまりドライヤー型の製品の姿、形を決めていく工程に入りました。

もともと、商品のコンセプト、想定されるスペック、特化した機能などから、ある程度の本体デザインは先行して進めてきました。会社内部だけではなく外部の関係者はじめ、デザイナーと呼ばれる方たちが素敵なデザインを幾つか、候補として持ち寄ってくれていました。

もともとがペット専用ドライヤー、ただそこに遠赤外線が低電力で通常より放射エネルギー量が多く出せる熱源を加えることで、温度や温風の風量に頼らなくても、体の内側から温めることにより、体毛にも良い状態で乾燥させることができる。そしてその最大の恩恵(偶然ではありません)が、ノミ、ダニの殺虫、駆除、そして細菌類の滅菌ができる製品がここに誕生しようとしております。

あくまでも私たち独自の調査ですが、世界的に見てもこのようなペット専用機器は現在存在しておりません。

ついつい勝手に舞い上がってしまうくらい、自社の開発商品の出来と、その多くが洗練されたデザイン案を見て最終形を考えてきたとき、その製品を本当に使う人たちや光景が目に浮かび、デザイン的にイメージしていたものと違和感があるのを感じました。

どんな人たちが毎日使う製品か

ドライヤー、そして家電などのキーワードだけでデザインが先行してしまうと、こうなるのかというくらい、未来的であったり、スタイリッシュな化粧品容器の延長のようなものであったり、配色もパール系や金属的なものに近い、または真っ黒だったりと、明らかに女性をメインターゲットにしたものが多いように思いました。

それは使う対象を考えると当たり前といえば当たり前なのですが。

そこに違和感が生じたのです。

家族同様の大事なペットの日常的なケアができる製品は、その家族の特定ではなく皆さんからしていただけるようなものでなければいけないはず。

そうなると女性ということではなく、男性はもちろん、ある程度高齢の方や、何よりも大切な時間を共有できるお子様たちであると今更ながら気づいたのでした。

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