「今までちゃんとトイレで排泄していたのに、わざと粗相をするようになった」と、悩んでいませんか?急に粗相をするようになると、体調不良や病気なのでは?と不安になることでしょう。しかし、粗相をするようになった場合の主な原因は「ストレス」なんです。犬はストレスが溜まると、飼い主の興味や気を引こうとして、わざと粗相をするようになります。今回は、粗相をする詳しい原因とそのストレス対策について紹介していきます。
犬がわざとトイレを失敗する理由とは?
1.トイレが汚い
犬がトイレをわざと失敗する理由は「トイレが汚い」からかもしれません。犬はキレイ好きな動物です。そのため、ちょっとでもトイレが汚れていると排泄を我慢したり、別の場所で排泄をしたりして、粗相してしまうのです。また、多頭飼育している場合には他の犬のニオイが付いているのが嫌で、長時間我慢をしたり粗相をすることがあります。排泄を我慢させてしまうとストレスになるだけでなく、病気にもなりやすくなってしまうので早めの対処が必要です。
2.環境の変化
模様替えや引っ越し、家族構成の変化など、環境に変化があると犬のストレスになり、粗相に繋がっている場合があります。ペットは意外にも飼い主や環境をよく観察し、ちょっとした変化にも敏感に気がつきます。繊細な子は、小さな変化でもストレスを感じてトイレを我慢するようになったり、別の場所で排泄をするようになることも。また、環境の変化だけでなく飼い主との生活スタイルの変化でもストレスに感じてしまうことがあるので、大きな変化がある場合には適度にストレス発散をして、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
3.スキンシップ・コミュニケーション不足
急にトイレに失敗するようになったり、粗相が増えた理由には「スキンシップやコミュニケーション不足」が原因かもしれません。わざと、トイレに失敗することで飼い主に関心を持ってもらおうとしたり、自分を見てもらおうとします。愛犬とのコミュニケーションが少なくなっていたり、構う時間が減っている、散歩に行けていないなど、飼い主と過ごす時間が取れないことがストレスとなり、粗相に繋がっている可能性が高いでしょう。愛犬とのコミュニケーションがしっかりと取れているか、以前と変化がないか、見直してみてくださいね。
わざと粗相をするようになったときのストレス対策
・トイレをこまめに掃除する
トイレが汚いことが原因で、わざと粗相をするのであれば「トイレをこまめに掃除する」ことが大切です。汚れたらすぐにトイレシートをきれいなものに交換してあげましょう。何度かトイレをしてから交換するという飼い主さんも多いかと思いますが、キレイ好きな犬にとって何度も同じトイレシートで排泄をするのはストレスになってしまうので、トイレは常に綺麗な状態を保ってあげましょう。また、多頭飼育の場合には、トイレをこまめに掃除することはもちろんですが、複数トイレを設置して綺麗なトイレが常にある状態を作っておいてあげるといいでしょう。
・落ち着ける環境作り
部屋の模様替えや引っ越し、家族構成が変わったりと環境の変化が生じると、犬はストレスを抱えやすくなり、わざと粗相をするようになります。まずは、愛犬が落ち着けるような環境を作りましょう。愛犬や飼い主のニオイがついたタオルを入れたり、しばらくは愛犬の近くで寝たりと、愛犬に安心感を与えることが大事です。落ち着ける環境になると、自然とトイレで排泄してくれるようになりますよ。
・ストレスを解消する
犬はストレスを抱えると、粗相を起こしてしまいやすいです。ストレスの原因は犬によって異なるので、原因をしっかりと突き止めて解決してあげることがストレス解消に繋がります。ストレスは放っておくと重症化して、体調不調や病気になってしまうので、ストレスに気づいたら早めに対処してくださいね。お散歩をしたり、たっぷり遊んだりして、早めにストレス解消しましょう。
・愛犬との接し方を見直す
愛犬との時間が取れず、知らず知らずのうちに愛犬にストレスが溜まってしまっていることがあります。最近、愛犬との時間はちゃんと取れていますか?ちゃんと構ってあげられていますか?一度、振り返って愛犬との接し方を一度、見直してみましょう。愛犬を撫でたり、遊んだり、話しかけてあげるなど、大事なペットとの時間を確保してあげることでストレスが解消され、わざと粗相をすることがなくなりますよ。また、きちんと向き合うことでストレス対策にも繋がります。
粗相の原因を解消して健康なライフスタイルを!
犬が、わざと粗相をする原因の多くは「ストレス」です。ストレスと言っても色々な種類や原因があるので、愛犬が何にストレスをかんじているのか原因をしっかりと突き止めて、解消することで粗相することはなくなります。ストレスの原因を見つけたら早めに改善し、時間が必要ならゆっくりと時間をかけながらストレスを解決してあげましょう。ペットも人もストレスなく、快適に過ごせるような環境を作り、健康なライフスタイルをおくりましょう。